【後悔しない墓じまい】墓じまい後に後悔する3つの理由

この記事ではこれから墓じまいを検討している方に向けて、墓じまい後に後悔する3つの理由を紹介します。
後悔しない墓じまいのために、事前に考えるべきポイントを知り、適切な準備を行いスムーズな墓じまいを実現しましょう。

目次

墓じまいとは

墓じまいとは「既存のお墓を処分、墓地を返還したのち、遺骨(いこつ)を新しい場所に移す」一連の行動をいいます。

墓じまいと聞くと、お墓を処分したらいいんだ。お墓を片付けるだけでいいと考える人がいますが、お墓を処分するだけではありません。

下記1~3の一連の流れを「墓じまい」と言います。

  1. 既存のお墓を撤去処分
  2. 墓地を管理者に返還
  3. 遺骨を新しい場所に移す

メディアの影響により、終活の一貫として簡単に「自分たちの代で終わらす」と考え、ご先祖様や大切な人が眠るお墓の墓じまいを、気軽に実施する人が増えました。墓じまいの増加とともに、トラブルが生じることも増えています。

墓じまいを考える4つの理由

墓じまいを考えて相談される人は大きく4つの理由に分類できます。

1.継承者がいない

独身、子どもがいない、継承者が途絶えてしまった。

2.お墓が遠方にある

仕事の都合で故郷を離れてしまった。

3.高齢になり外出ができない

老人ホームへの入居、入院生活などの事情により、自分の足でお墓に行けない

4.無縁墓となる前に処分

継承者はいるが自分が亡くなった後にお墓を守ってくれるか心配。お墓の管理ができなくなり、放ったらかしにするくらいだったら、墓じまいをしようと検討。
また、継承者はいるが無縁墓になる前に、自分の代でお墓の片付けをされる方もいました。

無縁墓:継承者がおらず放置されたお墓

墓じまいを後悔する3つの理由

墓じまいをした後に後悔する理由は主に以下の3つがあります。

1.墓じまいに納得していなかった

当たり前ですが墓じまいを行うと、お墓が無くなり元の形で再度お墓を建てることはできません。
そのため、墓じまいをすることに心の底から納得できていない場合は、後悔してしまいます。

墓じまいを行う前には、必ず親族などとお墓が本当に無くなってもいいのか話し合いの場を設けましょう。

2.墓じまいが原因でトラブルに発展した

墓じまいをするときに周囲の人とトラブルになり後悔をすることもあります。
例えば、お寺さん・墓地の管理者・親族などが考えられます。墓じまいの際にはお寺とトラブルになってしまうこともあるようです。

お寺

故人やご先祖さま、またはその家族が「檀家」としてお付き合いがある人は注意が必要です。
檀家とは「特定のお寺に所属し、葬祭や供養などを専属で営んでもらう代わりにそのお寺を経済的に支援する家」のことで、お寺は檀家がいなくなってしまうと経済的な支障が出てしまいます。
そのため、檀家が墓じまいをしてお寺から離れることを嫌がり反対をされてるケースもあります。

墓地の管理者

墓地の管理者と墓所返還手続きや工事日程など必要な連絡を怠るとトラブルになります。お墓のある地域に住み続ける人は特に注意が必要です。田舎のお墓を墓じまいし、今後接点のない人はそこまで意識しなくてもいいかも知れません。

親族

親族と墓じまいの同意を貰わず勝手に行ってしまうとトラブルの原因になります。墓じまいを行う前には、必ず親族へお墓を墓じまいする理由を伝えておきましょう。

3.手を合わせる場所がなくなった

墓じまいをすると、これまでご先祖様や故人を想い手を合わせてきた人は、手を合わせることができなくなり、後から後悔することがあります。

後悔しないように手を合わせる場を、お墓という形式にこだわらずに準備するのも1つの方法です。

墓じまい後の遺骨の行き先について詳しく知りたい方は以下の記事を合わせてご覧ください。

墓じまい後悔しないために早めの行動が大切

どうしても事情があり墓じまいをせざるを得ないが、後悔したくないと考える方はなによりも早めの行動が大切です。

早めに行動することで選択肢を用意することができ、墓じまいで後悔するリスクを減らすことができます。

墓じまいは専門家に相談し、一緒に最適な供養の形を考えてもらうことをオススメします。

墓じまいをトータルサポートしてくれる会社に相談すると、墓じまい後の供養先を紹介してもらえたり、面倒な書類の手続きを代行してくれるなどの沢山のメリットがあります。

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