近年、お墓離れが世代を問わず広まっています。
しかし、お墓参りの慣習やお墓を大事なものと感じる人もまだまだ根強くいるのも事実。
あなたはいつお墓参りに行きましたか?
今回の記事は、お墓参りの作法「時期、持ち物、服装」を解説しています。
この記事で解決できる疑問
・お墓参りの時期は命日だけ?お盆だけ?
・お墓参りは手ぶらで行ってもいいの?
・お墓参りの服装は喪服?
上記の疑問を解決できる「正しいお墓参り」の作法を書きました。
お墓は建てからお墓参りをするようになって「お墓ライフ」の始まり。
先祖代々のお墓がある人も同じく、墓地へ足を運びお墓に手を合わせることが大切です。
いまのあなたがここに存在しているのは、ご先祖様がいてくれたおかげ。
大切な故人やご先祖様を想いお墓参りに行くのなら、正しいお墓参りの作法を知っておきましょう。お墓参りがより充実したものになりますよ。
お墓参り7つの手順
墓地に着いてからお墓参りする7つの手順を解説していきますね。
- お墓参りの準備
- お墓の前で合掌
- お墓の掃除
- お花・お供えを並べる
- お線香をあげる・ローソクをつける
- 合掌
- 後片付け
一般的なお墓参りの手順を紹介するため、あなたのお住いの地域や宗教宗派によっては違いがあります。お墓参り作法の違いについてはご了承ください。
墓地に到着後、水場でバケツに水を入れ、お墓へ移動
管理事務所に人がいるときは挨拶します
お地蔵さんの前を通るときは手を合わせておきましょう
お墓の前に着いたら、まずは合掌して挨拶です
草抜き・落ち葉集め→線香立て・花立てなど小物類を洗う→墓石をスポンジで磨いたりタオルで拭く
※お墓に水をかける、水をかけないは宗派により考え方が異なります
綺麗になったお墓にお花を飾り、お供えを並べましょう
故人の好きだったものをお供えするといいですよ
お線香をあげます。宗派により立てて置くか、寝かせるかの違いがある
故人やご先祖様を想いながら、合掌しながら念仏を唱えます
数珠がある方は使用しましょう
お供えやゴミを持ち帰る、お線香の火を消す、墓地にバケツを返す
お墓参りに来たときよりも綺麗な状態を心がけましょう
線香の火を消すときは、手であおいで消すようにしてください
※息を吹きかけるのはNGです
一般的なお墓参りの手順は上記の7つです。
お墓参りは地域・宗教宗派により、全く異なる慣習がある場合もあります。
どうしても心配な方はご自身の祖父母に聞いてみたり、お世話になっているお寺の住職に聞いてみるといいですよ。
お墓参りでやってはいけないこと
ここからは、お墓参りでやってはいけないことを紹介しますね。あくまでもお墓参りのマナー程度に目を通してください。
火を消して帰る
線香とロウソクの火は火災の原因。自分のお墓参りが原因で、火事なんかになったら嫌ですよね。
線香とロウソクを放置して燃やし切る人も多いかも知れませんが、火事のリスクを少しでも減らすことを考えると「火を消して帰る」のが無難ですね。
墓地は落ち葉や枯れ枝など、燃えやすいものがたくさんあります。
また人通りの少ない墓地の場合、火の発見が遅れ大きな火事に繋がりやすいです。
火を消すとき息で吹き消さない
線香とロウソクの火を消すときは、手であおいで消すようにしましょう。
なぜなら、仏様にヒトの息がかかることを防ぐため。
仏教では、口は人間の悪い行いを生み出す要因のひとつという考えがあり、良くないものをされています。
お供え物は置いて帰らない
お墓参りで持参されたお供え物は持ち帰ります。
長時間、墓地に放置しておくと、野良犬やカラスが漁ってしまいお墓が汚くなります。
どうしても置いて帰りたいときは蓋を開けていないジュースやお酒などにしておきましょう。
昔は人目につきにくい墓地に、食べ物、飲み物、タバコが置いてあるため、ホームレスの人が住み着いてしまうと敬遠されていた時代もあるそうです。
お酒・洗剤をかけない
故人が好きだったから、お墓を綺麗にしたいと、お墓にお酒をかけたり洗剤を使用する人がいます。
しかし、墓石のサビや変色の原因になるので、なるべくかけないようにしましょう。
お墓参りの時期
お墓参りに行く時期や頻度に決まりはありません。
「お墓参りに行きたい」と思ったときが、お墓参りの時期。
お墓参りに行く頻度、1年に1回でも毎月行くのもあなたの自由です。
一般的なお墓参りの時期
- 命日
- 春のお彼岸
- お盆
- 秋のお彼岸
- 年末年始
人生の節目を迎えるとき故人やご先祖様へ報告をかねて行く人もいますよ。
- 受験
- 就職
- 結婚
- 出産
嬉しいことだけでなく、困ったことを相談してもいい場所がお墓です。
お墓の前に立ち、心のなかであなたの感じていることを素直に出しましょう。
お墓は生きている人の心の寄りどころ、報告することで気持ちが楽になれば、日常生活に良い影響を与えてくれますね。
お墓参りの持ち物
お墓参りの持ち物は、一般的に下記のようなものになります。
- 数珠
- 線香
- ロウソク
- ライター
- お供え物(季節のもの、故人が好きだったもの)
- お花
- 掃除道具(バケツ、柄杓、タオル、たわし、ほうき、ゴミ袋)
墓地によってはバケツやタオルが設置されている場所もあります
お墓参りの服装
お墓参りに行くときの服装に決まりはありません。
そのときのTPO(状況)に応じた服装で大丈夫です。
「喪服を着てないといけない?」と心配される人がいます。
恐らく、ドラマなどで見かける機会の多い、法事のあとにお墓へ行くシーンが頭の中に残っており、お墓参り=喪服と思い込んでいるのかも知れませんね。
- 年忌法要で親族が集まるときは喪服が好ましい
- 普段のお墓参りは動きやすい服装がオススメ
女性の場合は高さのあるヒールは避けましょう。墓地は段差などで歩きづらいため、スニーカーが好ましいですよ。
また、お墓を掃除するときに服が汚れるかもしれないため、汚れてもいい服装でいくとなにかと便利です。
まとめ:正しいお墓参りの作法
お墓参りの作法「時期、持ち物、服装」を説明しました。
お墓参り7つの手順
- お墓参りの準備
- お墓の前で合掌
- お墓の掃除
- お花・お供えを並べる
- お線香をあげる・ローソクをつける
- 合掌
- 後片付け
お墓参りの時期
お墓参りに行く時期や頻度に決まりはない。
「お墓参りに行きたい」と思ったときが、お墓参りの時期。
お墓参りの持ち物
- 数珠
- 線香
- ロウソク
- ライター
- お供え物(季節のもの、故人が好きだったもの)
- お花
- 掃除道具(バケツ、柄杓、タオル、たわし、ほうき、ゴミ袋)
お墓参りの服装
お墓参りに行くときの服装に決まりはない。TPO(状況)に応じた服装で問題なし。
一般的なお墓参りのマナーは存在しますが、お墓参りで一番大切なことは「故人やご先祖様を想う心」です。
今回の記事があなたのお墓ライフのお役に立てば嬉しいです。
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