墓じまい費用の相場はいくら?損しないためのたった1つの方法

現在の日本では終活の取り組みは広まるにあわせて、急速に墓じまいも進んでいます。

きっとこの記事を読んでいるあなたも墓じまいを検討していますよね。

そして墓じまいを考えたとき、いくらお金を準備すればいいのか不安になりませんか?

今回は不安になりやすいお金の話。墓じまいに必要な費用の相場を解説します。

10年間石材店で働いた経験から墓じまいの見積もり相場を分かりやすく説明していきます。

墓じまい後に「費用をぼったくられた」とならないたった1つの方法も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

まず、墓じまいとは「既存のお墓を処分、墓地を返還したのち、遺骨(いこつ)を新しい場所に移す」一連の行動をいいます。

墓じまいと聞くと、お墓を処分したらいいんだ。お墓を片付けるだけでいいと考える人がいますが、お墓を処分するだけではありません。

  • 既存のお墓を撤去処分
  • 墓地を管理者に返還
  • 遺骨を新しい場所に移す

一連の流れを「墓じまい」と言います。

石太郎

墓じまいを詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

目次

墓じまい費用内訳

墓じまいの費用は皆さんが考えている以上にピンキリです。

例えば

  1. Aさんは墓じまいに20万円かかった
  2. Bさんは墓じまいに100万円かかった

同じ墓じまいなのにどうして5倍も費用が異なるのでしょうか。

Aさんか嘘をついているのか?それともBさんが騙されているのか?

答えは墓じまい費用の内訳にあります。

墓じまいの内訳は2つ「お墓を撤去する費用」と「新しい供養先にかかる費用」からなります。

2つの費用を合算することで墓じまいに必要な費用が分かります。

先程のAさんとBさん、墓じまい費用の内訳を見ていきましょう。

Aさん
お墓を撤去する費用:18万円(8寸2重台のお墓が1基)
新しい供養先にかかる費用:2万円(村墓地の合同墓へ納骨)

Bさん
お墓を撤去する費用:40万円(9寸3重台のお墓が1基と巻石)
新しい供養先にかかる費用:60万円(お寺の合同墓へ納骨)

実際に私が墓じまいを担当したお客様の例です。

どちらも同じ墓じまいですが内訳を見ていくと異なる内容であることが分かります。

小さなお墓の処分と村墓地の合同墓へ納める場合は安価になりやすいです。

その一方で大きなお墓の処分とお寺で供養する場合は高価になります。

まずは「お墓を撤去する費用」と「新しい供養先にかかる費用」の2つから墓じまい費用が成り立つことを覚えておきましょう。

墓じまいお墓撤去の相場

10年間石材店で働いた経験から言うと「お墓撤去の費用は会社により異なる」という答えが最適です。

しかし、それでは記事の意味がないため、ざっくりとした墓じまいお墓を撤去する費用の相場を考えてみました。

墓所(お墓がある土地)の広さ

  • 1㎡未満:160,000円〜
  • 1~2㎡:200,00円〜
  • 2~3㎡:280,000円〜
  • 3~4㎡:360,000円〜
  • 4~5㎡:400,000円〜

上記が目安となります。

墓所の広さ以外にもいくつかの要素を確認することで墓じまいの費用が計算されます。

  • 重機の入る場所or人力工事しか出来ない狭い場所か
  • 墓石の大きさ
  • 付属品(霊標、灯籠など)の有無、巻石の有無
  • 行政手続き代行
  • 住職へのお布施
  • 離檀料

正確な墓じまいの見積もり

正確な墓じまい費用の見積もりを出すためには、石材店へ現場確認に行ってもらい見積もり書を発行してもらいましょう。

現場確認をせずに見積もりする業者はおすすめしません。

あとで難癖をつけ追加費用を請求される恐れがあります。

親切な業者は必ず現場確認を怠りません。

基本的に多くの人が、お墓を建ててもらった石材店に依頼するか、お墓がある墓地から1番近い石材店へ相談しています。

新しい供養先にかかる費用

遺骨の新しい供養先にかかる費用は、納骨先により様々です。

  • 村墓地の合同墓:0~100,000円
  • お寺の永代供養:10,000~1,000,000円
  • 樹木葬:30,000~600,000円
  • 海洋散骨:30,000~300,000円
  • 手元供養:3,000~200,000円
石子

あくまでも目安ですよ

墓じまい遺骨の行き先を詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。

墓じまい費用で損しない方法

墓じまい費用で損をしないたった1つの方法は相見積もりです。

複数社から見積もりを取得することが墓じまいで損をしない方法。

お墓の建立工事の場合、お墓を建ててから石材店とお付き合いが始まるため、価格以上に担当者の人柄が大切になります。

しかし、墓じまいの場合は工事後のお付き合いを考える必要がないので「価格だけ」で判断しやすくなっています。

相見積もりをとると「担当の人が気分を害したらどうしよう、手抜き工事をされたら」と不安を覚えるかも知れませんが安心してください。

墓じまいに限っては手抜き工事をされようが「遺骨」さえ取り出してもらえれば大丈夫

無茶な工事をすれば、依頼した業者の評判が落ちるだけなのであなたは何も心配しなくていいんですよ。

今はインターネットで複数社から墓じまいの見積もりを取得して当然。

地元の石材店よりインターネットを使い墓じまい専門で受けている会社に依頼するのが安価になります。

墓住職

墓じまいの費用で損をしたくない人は必ず相見積もりをとりましょ

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