お骨佛の寺として有名で関西屈指の参拝者を誇る、大阪府の天王寺区にある一心寺を紹介しますね。
墓じまいをされる人の多くが一心寺へ行かれています。
一心寺とは
「お骨佛の寺」として全国に知られ、納骨堂には人骨でつくられた仏像が安置されています。
一心寺は文治(ぶんじ)元年(1185)、法然上人が草案(そうあん)を結んだのが始まりとされるお寺。
宗派は浄土宗です。
戦国武将で有名な徳川家康との関係が深く、慶長19年(1614)大坂冬の陣では徳川家康の本陣が一心寺に置かれました。
一心寺の連絡先
一心寺の連絡先を掲載しておきますね。
電話番号
06-6771-0444
受付時間は午前9時~午後4時ですよ。
住所
大阪府大阪市天王寺区逢坂2-8-69
地下鉄御堂筋線天王寺駅から徒歩で15分
地下鉄谷町線四天王寺前夕陽丘駅から徒歩で12分
駅からのアクセスが便利ですね。
ホームページ
一心寺とお骨佛
一心寺は宗派を問わず、遺骨を受け取ってくれます。通称「お骨佛の寺」として有名です。
皆さんから納められた遺骨は10年を目処に区切られ、お骨佛(遺骨で造られる阿弥陀如来像)と姿を変えます。
お骨佛は社会状況の変化「核家族化やおひとりさまの増加」や、故人をいつまでも忘れずに供養したい遺族の思いから生まれたもの。
明治20年に第1体目が造立され、一心寺の納骨堂には現在8体のお骨佛があります。
10年に1体ほどのペースですね。
通算で計算すると14体のはずですが、戦前につくられた6体は戦争で焼けてしまったそうです。
現在では約200万人もの故人が阿弥陀如来に姿を変えて、お骨佛として祀られています。
一心寺の冥加料
ここからはお客さんからの相談が一番多い、一心寺へ納骨したときの冥加料(お布施)について説明しますね。
一心寺の冥加料は遺骨の大きさにより2パターンあります。
小(小骨・分骨用) | ¥10,000、¥15,000、¥20,000 |
大(胴骨・全骨) | ¥15,000、¥20,000、¥30,000 |
冥加料の違いは納める方のお気持ち。あくまでも料金ではなくお布施となりますよ。
一心寺の納骨
一心寺に納骨するときの準備物と手順を紹介します。墓じまいをされる人の多くが一心寺へ遺骨を納めると言われます。
当日の準備物
- 遺骨
- 火葬許可証or改葬許可証
- 冥加料
- 数珠
当日の服装は喪服でなくても、黒っぽい服装であればあまり堅苦しく考えなくて大丈夫ですよ。
遺骨は骨壷や外箱(木箱)に入った状態で持っていきましょう。
故人に戒名があれば忘れずに控えていきましょう。故人の氏名、死亡年月日、戒名を記入する用紙があります。
本堂でのおつとめもあるため、数珠を忘れず持っていきましょうね。
納骨手順
受付は午前9時より午後4時まですが、お盆・彼岸などは時間帯を少し拡大されています。
納骨の所要時間は約1時間程度です。混雑状況により時間の変動があるため、事前に一心寺ホームページのライブカメラで、混み具合を確認することをオススメします。
受付へ行く。納骨申込書に施主住所・故人の氏名・死亡年月日・俗名・戒名などを記入
受付け済みの遺骨と経木を持って本堂へ入る。回向座の受付机に提出、順番を待ち焼香
納骨堂へ移動、遺骨を納める
納骨された遺骨は返してもらうことができないので、しっかり家族などで話し合っておきましょう。
以上が、一心寺の紹介です。皆さんの参考になれば嬉しいです。