この記事では墓じまいについて石材店の元営業マンが解説します。墓じまいの意味や墓じまいを検討する理由を書きました。
墓じまいとは「既存のお墓を処分、墓地を返還したのち、遺骨(いこつ)を新しい場所に移す」一連の行動をいいます。
最近「墓じまい」という言葉をテレビや新聞などのメディアを通じて、目にする機会が増加。
きっとこの記事を読んでくれている方も、どこかで墓じまいという言葉を聞き、検索して記事を読んでくれていますよね。
- 墓じまいの意味
- 墓じまいを考える理由
墓じまいを考えたとき、墓じまいを検討中の方に向けて書きましたよ。「墓じまいとはなに?」と疑問を持っている方の参考になれば嬉しいです。
10年間お墓づくりの現場で働いた経験をもとにわかりやすく説明します
墓じまいとは
墓じまいとは「既存のお墓を処分、墓地を返還したのち、遺骨(いこつ)を新しい場所に移す」一連の行動をいいます。
墓じまいと聞くと、お墓を処分したらいいんだ。お墓を片付けるだけでいいと考える人がいますが、お墓を処分するだけではありません。
- 既存のお墓を撤去処分
- 墓地を管理者に返還
- 遺骨を新しい場所に移す
1~3の一連の流れを「墓じまい」と言います。
石材店で働いていた頃、遺骨を新しい場所に移すことを考えず、問い合わせへ来られる方がいらっしゃいました。
お客さんのなかには遺骨は破棄して欲しい、手続きが面倒だから受け取りたくないと言う声もちらほら。
事情があり墓じまいを行うこと自体は否定しませんが、せめて遺骨の行き先は考えてほしいなと思いましたね。
遺骨を適当に扱うのは寂しいね
終活の一貫としてメディアの影響により、簡単に「自分たちの代で終わらす」と考え、ご先祖様や大切な人が眠るお墓の墓じまいを、気軽に実施する人が増えました。
墓じまいの増加とともに、親族間などでトラブルが生じることも増えています。
墓じまいを考える理由
少子高齢化、結婚をしない人、おひとりさまで過ごす人が増えて来た現在ではお墓の継承者不在といった問題を生み出しています。
その他にも、高齢になると遠方への移動が難しくなり、田舎のお墓を守ることができないなどの理由があります。
- 継承者がいない
独身、子どもがいない、継承者が途絶えてしまった - お墓が遠方にある
仕事の都合で故郷を離れてしまった - 高齢になり外出ができない
老人ホームへの入居、入院生活などの事情により、自分の足でお墓に行けない - 無縁墓となる前に処分
継承者はいるがお墓を守ってくれるかわからない
お墓の管理ができなくなり、放ったらかしにするくらいだったら、墓じまいをしようと検討。
また、継承者はいるが無縁墓になる前に、自分の代でお墓の片付けをされる方もいました。
宗教観の変容によってお墓に対する考え方も変わり、自分の子どもや孫に負担をかけたくないと考える人も出てきましたね。
墓じまいをする前にお墓の現状を知りたい、最後にお墓を綺麗にしたいと考えている人は、ぜひ一度、お墓参り代行をご相談ください。
墓じまいが増加
年々、墓じまいを実施する人は増加傾向。
しかし、墓じまいが必要と考えているが、なかなか行動に移せない人が多いという調査もありました。
墓じまいを検討されている方は、墓じまい代行サービス「わたしたちの墓じまい」を利用してみてはいかがでしょうか。
墓じまいのプロに相談
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