お墓の購入は、人生のなかで非常に大きな買い物です。
金額が大きいのはもちろんですが、それ以上に「自分や家族、子や孫の代まで引き継がれていく大切な場所」というプレッシャーがあるのではないでしょうか。
大切な場所だからこそ正しい知識をもち、納得のいくお墓を建てたいですよね。
そこで3記事にわたり、お墓の購入から完成、お墓開きまでの流れをカンタンに解説します。
- 見積もりから契約
- 工事の着工から完成
- 開眼法要、納骨
今回は1,見積もりから契約編です。
全体像を把握することで、落ち着いてお墓を建てる準備につながって欲しいと思います。
それではさっそく、お墓の見積もり/契約を解説していきます!
これから墓地選びをはじめる人はコチラの記事をどうぞ
石材店に墓石の見積もり依頼
あなたの建てたいお墓の要望「種類とデザイン」を石材店へ伝えます。
最初はなにが出来るできないと制限せず、漠然としてもいいのでイメージを言いましょう。
お墓を建てた後に後悔をしたいための重要ポイントです。
お墓の種類とデザインについて知りたい人はコチラの記事をどうぞ
見積書と図面をチェック
石材店と打ち合わせを重ね、お墓の種類やイメージ、使用する石材、付属品などが決まったら、見積書と図面をもらいましょう。
ほとんどの石材店は見積書とあわせて、墓石のイメージとなる図面をくれます。
図面を用意してくれない石材店はオススメしません
昔ながらの古い石材店や悪徳石材店だと、見積書に合計金額しか記載されていないケースがあるんです。
見積書を受けとったら金額を見ておしまいにせず内容をチェック。
項目に材料費、彫刻費、据付け費などの内訳が明確に書かれているのか。少しでも不審に思う箇所があれば、見積もりの段階で必ず聞いておくようにしましょう。
そして、追加費用の有無も確認。
契約書にサインをする寸前で「別途彫刻費を請求、完成期限を早める場合は追加費用」など、不透明な上乗せ金を発生させる悪徳石材店があります。
口頭で言った言わないのトラブルを未然に防ぐため、金銭に関わる取り決めは書面で残しておきましょう。
そもそも、悪徳石材店に騙されず、親身になってくれる石材店を選ぶことが大切。
もしも提示された見積もり内容に納得がいかなけれが、何度か打ち合わせを繰り返すか、別の石材店に見積もりを依頼しましょう。
墓石を相見積もりしてもいいの?
もちろん「1社しか見積もりをとってはいけない」きまりなんてありません。
あなたの予算、石材店の対応などを比較して、納得できる石材店を選びましょう。
墓石の契約
石材店からもらった見積書の内容、完成予想の図面を確認して、納得がいったらいよいよ契約。
契約時に、具体的な工事期間や墓石の完成日、建立後の手順(開眼法要など)を決めていきますよ。
多くの石材店が契約のタイミングで「手付金/内金」の支払いをお願いをすることになります。
必ず契約書にサイン
「契約書にサインする」大きな買い物では、当たり前のこと。
しかし、古い体質の墓石業界では、まだまだ契約書を交わさずに口約束だけで、工事を始める石材店が存在します。
見積もりでは「〇〇〇万円」だったのに。お墓が完成したら、プラスで請求されたという話しを聞いたことがあります。
※近年、国民生活センターへお墓に関する苦情が報告されています
トラブルを避けるために、必ず契約書をもらいサインしましょう。
高額な手付金に注意
墓石の費用は高額なため、石材店によっては手付金や内金がいる場合もあります。
「見積もり金額の全額を先に支払ってください」「8割を先に支払ってください」とあまりにも不自然な手付金や内金には注意してください。
支払った後、行方をくらます石材店もあります。または倒産してしまう直前に、お金を集めたいようなケースも想像できます。
墓石の彫刻打ち合わせ
- 前文字
- 戒名
- 建立者
- 家紋
墓石の契約を終えると、次は墓石に彫刻する文字や家紋を決めていきます。
彫刻の内容は担当の営業マンとしっかり打ち合わせしましょう。
まとめ
お墓ができるまでの工程「見積りから契約」の流れや注意点についてイメージができましたか?
お墓の購入を決めたあと完成までに、たくさんのステップがあります。
そのため、一度説明を読んだだけでは、すべてを理解することは難しいかもしれません。
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皆さんに頼んでよかったと思っていただけるよう、心を込めてお参りいたします。